アイドル黄金時代大名鑑(2002年3月25日発売)から、
キャンディーズに対する評価記事です。
このムック本は80年代アイドル中心なので、70年代アイドルは文章が短いです。
デビュー曲「あなたに夢中」が、73年9月1日リリース。という時点で、
新人賞レースを意識していない事が、判ります。この年は、女性アイドルの当たり年で、
山口百恵でさえ、レコード大賞の5人の新人賞に入れませんでした。
筆者が、「力入ってなかったんだよね。」と言うのも当然で、渡辺音楽出版の
松崎澄夫ディレクターは、渡辺プロには、売れているアイドルが沢山いるから、
キャンディーズは、ヒット曲狙いをしなくて良かった。と言っているほどです。
でも皮肉な事に、キャンディーズのデビュー時に全盛を極めていた天地真理・小柳ルミ子が、
その後急激に売り上げを落として行き、その1年半後には、唯一売れていた
アグネス・チャンまで、売れなくなって行きました。
その頃、キャンディーズの初めてのヒット曲「年下の女の子」が誕生します。
筆者同様、私もスーちゃんが好きだったので、ランちゃんがセンターになった「年下の女の子」の
ヒットは複雑でしたが、渡辺プロにとっては、女性アイドルの救世主になりました。
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