
アイドル黄金時代大名鑑(2002年3月25日発売)から、大場久美子に対する評価記事です。 
 このムック本は80年代アイドル中心なので、70年代アイドルは文章が短いです。 
 私は、筆者ほど大場久美子に思い入れがある訳ではないので、 
 やはりあの歌唱法には抵抗があります。あまりにも音程が外れ過ぎているのに、 
 サンバ調のノリのいいリズムで歌うので、 
 自分の音感の方が間違っているかもしれないと、不安に思うほどです。   
 筆者は、「中枢神経を直接くすぐられるような快感」と書いていますが、 
 私は、それが不快です。浅田美代子や吹雪ジュンの歌に対しては、たとえ下手でも、 
 そのような不安は起こりませんでした。やはり、サンバ調のノリのいいリズムと、 
 音程が外れ過ぎている事とのギャップが、そう感じさせると思います。   
 大場久美子は、また女優に戻る人だからという理由で、歌うのが難しいメロディの時は、 
 レコーディングしながら、作詞家・作曲家が、付きっきりになり、 
 曲を直していたそうです。レコーディングに1か月半かかった事もありました。 
 それでも、あの音程が外れ過ぎている歌唱法なのだから、意図的なのかも知れません。 
 私が、おニャン子クラブを嫌いな理由も、歌の下手さでは大場久美子と同じだからです。   
 でも大場久美子は、おニャン子クラブと比べて、ビジュアルが段違いに良いので、 
 やはりアイドル歌手ではなく、フォトジェニック・アイドルだと思います。
 返信する