アグネス・ラム

>>303
私がそんな表現を使ったのは、プレイメイトとして撮影に臨んだ女のコたちとそれを見つめた（主に）男子の思い入れのギャップです。
60年代70年代の特撮番組に出演した方たちのインタビューなんか読むと、よく出てくるのが「こども向けだから（バカにしていた）」とか
ネガティブな発言の数々。そういう人たちは仕事を振り返ると、悪役とか脇役で顔を出す程度で役者としての格でいえば相当低いでしょう。
でも年齢を重ねると「あの頃見てました！」相当感激しながら握手を求められる場面に遭遇する。自分としては、こども向けだと斜に構えて
いたけど、みんな真剣に見ていてくれたということで、今となっては演じてよかったみたいなエピソードがあります。
プレイメイトにしても、80年代に入るとちらほら見えてくるここのをステップにショービズ界へ的な鼻息の荒さはなく、
「一日100万円もらえるならいいか、キレイに撮ってもらえるし」なんて軽い気持ちでカメラの前でポーズを取ったりしていたかもしれません
（実際は不明）。でも、ベトナム戦争で女っ気のない戦場にお気に入りのプレイメイトのピンナップを持っていった兵士がいたように、
たかが写真一枚でも思い入れが違うのではないか、被写体と受け取る側の気持ちに相当の違いがある、という意味でそんな考えに至りました。

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