桜田淳子さん
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CSのＴＢＳチャンネル２で、８時だヨ！全員集合が、１５回分再放送されます。 １２月３１日（木）ＰＭ８：００～１月１日（金）ＡＭ９：５５
淳子が、志村けんと夫婦コントをする回も、２回あります。
当時はビデオを持っていなかったので、楽しみです。
画像は、学研のコースの７４年１月号から、「あけましておめでとう」の色紙と、
バッグのプレゼント・コーナーです。
アイドル４０年から、中３トリオの３ページの上です。 お正月から１か月近く経っていて、タイミングを逃しましたが、書き初めです。
誰が一番書き初めが上手いか？
淳子自身もファンだという百恵ちゃんが、一番上手い感じがします。
アイドル４０年から、中３トリオの３ページの下です。 左に書いてある本誌とは、近代映画です。
お正月らしい羽子板は、誰が一番上手いでしょう？
やっぱり運動神経の発達している百恵ちゃんかな？
淳子は、スポーツのポーズはピシッと決めるけど、運動神経はあまり良くなかったです。
でも、昌子には負けて欲しくない。（昌子ファンの方、ごめんなさい。）
アイドル４０年から、桜田淳子の１ページの右上です。 今年は、７３年デビュー組が５０周年を迎えます。
花の８２年組と同様、女性アイドルの当たり年だった７３年組。
デビュー順に、アグネス・チャン、桜田淳子、浅田美代子、あべ静江、山口百恵、
安西マリア、キャンディーズ。
でも、今でも現役で歌っているのが、アグネス・チャンだけというのは、寂しいです。
アイドル４０年から、中３トリオの１ページの上です。 ８０年代には、花の８２年組という同世代の仲良しアイドル達がいましたが、
７０年代にも、花の中３トリオ（森昌子・桜田淳子・山口百恵）を始めとして、
三人と同じスター誕生出身の伊藤咲子・岩崎宏美が加わった、
同い年の仲良しアイドル達がいました。
公私ともに仲良しアイドルだったのは、この５人が始まりだったと思います。
その前までは、ライバル意識の方が高いような、アイドルとしての括られ方をされていました。
花の８２年組と異なるのは、桜田淳子と山口百恵以外は、デビューした年が違う事です。
アイドル４０年から、中３トリオの１ページの右下です。 花の中３トリオと命名したのは、スター誕生の生みの親である池田チーフプロデューサーです。
中３トリオは、１年毎に高１・高２・高３トリオと呼び変えながら、高校卒業まで続きました。
その間、「花の高２トリオ・初恋時代」と言う三人主演の映画まで作られ、
高校卒業時には、武道館で卒業コンサートまで行い、その模様はテレビ番組と映画にもなりました。
このコンサートも、池田プロデューサーを始めとするスター誕生のスタッフが作りました。
>>133
You Tubeアップ、ありがとうございます。そのベストアルバムは、持っていなかったです。
のちに紙ジャケCDに収録されたカバー曲で、その８曲は、このアルバム収録曲だったんですね。
アイドル４０年から、中３トリオの１ページ目の左下です。 スター誕生出身の人気アイドルは、スタ誕にゲストとして出演する時には、
生まれ故郷に帰ったような気分になったそうです。
欽ちゃんのフレンドリーで暖かい司会ぶり、クロベエや西山浩司等の同世代の素人っぽいタレントとの
ゲームコーナー、節目の回で行われたハワイ・ロケや、正月公演等、仲良くなれる要素が沢山ありました。
花の中３トリオを始めとする仲良し５人組が、その中心にいました。
その楽しさの一部は、「スター誕生 ＣＤ＆ＤＶＤーＢＯＸ」で見ることが出来ます。
>>136
私は、後期の淳子のB面曲に、Ａ面でもいいような曲が多いと思います。
「美しい夏」のB面「Mr.ブルースカイ」、「ミスティー」のＢ面「恋はSEE-SAW」は、
「サンタモニカの風」の流れを汲む、爽快な曲です。
「LADY」のＢ面「あなたは魔術師」（2曲とも、尾崎亜美作詞・作曲）は、
淳子自身が、「あなたは魔術師」の方が、キャッチーでＡ面の方がいい。と、
レコーディング当時は、思ったそうです。
アイドル４０年から、中３トリオの２ページ目です。 （１３７の続き）
ところが、ピンク・レディーが怪物と呼ばれるような人気を博していった頃から、
スター誕生のアットホームな雰囲気に、陰りが差し始めます。
池田チーフプロデューサーは、殺人的スケジュールのミーとケイを助ける事が出来ず、
悔やんだそうです。やがて欽ちゃんが司会を降板し、
アットホームな雰囲気が、更に減少してしまいます。
それでも、キョンキョン・明菜の頃までは仲間意識がありましたが、
８３年９月に番組が終了してからのアイドルには、帰る場所が無く、
過酷なアイドル競争を生き抜くのは、大変だったと思います。
（岡田有希子の悲劇も、スター誕生が続いていたら、回避出来たのかも。）
その意味では、花の中３トリオは、いい時代に活躍出来たと思います。
アイドル４０年から、桜田淳子の１ページの右中央です。 中３トリオの画像からスタートさせたのは、桜田淳子が中３トリオという括りを
最も有効に利用していたからです。森昌子が演歌に転向し、山口百恵が独自の道を歩み始めると、
後輩の伊藤咲子や岩崎宏美と、悪友トリオと言う括りを作りました。
桜田淳子は、７０年代アイドルの中で、同世代感を最もアピールして
成功したアイドルだからでしょう。森昌子は、親ぐらいの年上に支持されていました。
山口百恵は、同性からの人気が高かったです。
それに対し、桜田淳子は同世代の男性から圧倒的な支持を受け、アイドルの王道を歩みました。
アイドル４０年から、桜田淳子の１ページの左です。 スター誕生の秋田大会に応募した時は、一次予選の時から別格のように輝いて見えたと、
審査員達が言っていました。審査委員長の阿久悠は、音痴でない事だけを祈っていたそうです。
テレビ予選や決戦大会の録画素材もあまり残っていない当時のスター誕生で、
一次予選で歌う桜田淳子の姿が残っていると言う事が、
別格として注目されていた事を証明しています。
アイドル４０年から、桜田淳子の２ページの上です。 吉幾三にも若い頃があった事が分かるカットです。
今や中高年のアイドルになっている綾小路きみまろは、
若い頃に淳子のコンサートの司会をしていたそうです。
淳子のコンサートには何回か行きましたが、その時にいた人かどうかは、
あまりにも風貌が違うので、分かりません。
このカットで被っている帽子は、デビュー曲「天使も夢みる」２曲目「天使の初恋」にちなんで、
エンジェルハットと名付けられ、飛ぶように売れたそうです。
スター誕生の予選・決戦大会でも被っていた、淳子のデビュー時までのトレードマークです。
決戦大会では、最終回まで破られていない、史上最多の２５社からの指名を受け、
そのアイドル性の高さが、証明されています。
アイドル４０年から、桜田淳子の２ページの下です。 スター誕生の決戦大会で、２５社からの指名を受け、どの事務所がいいか分からず、
戸惑ったそうです。（中学２年の１４歳では、当然でしょう。）
迷った末、同い年の森昌子がいるホリプロの説得に応じるつもりでした。
しかし、「ナベプロでなければ芸能人にあらず」とまで言われ、全盛を極めていた
渡辺プロダクションに対抗し、テレビ局がスターを作る事を目的とした
「スター誕生」のプロデューサー達は、ホリプロが勢力を拡大して、
第二の渡辺プロになる事を恐れ、ホリプロ以外にするように桜田淳子にいいます。
結局、さわやかで清潔な印象がある森田健作のいるサンミュージックに決めました。
淳子が当初、ホリプロに入りたかった事は、「スター誕生 ＣＤ＆ＤＶＤーＢＯＸ」に
収録されている、９０年代後半の特番を見るまで、知りませんでした。
アイドル４０年から、水着の１ページ目です。 ホリプロは当初、昌子・淳子に石川さゆりを入れた、ホリプロ３年娘を構想していたそうです。
しかし石川さゆりは１歳年上で、同学年トリオになりません。
花の中３トリオの方が、インパクトがあります。
しかも演歌っぽい歌を二人も歌うトリオでは、時代に合わなかったでしょう。
淳子獲得に失敗したホリプロは、その穴埋めとして山口百恵を獲得します。
淳子がもしホリプロ入りしていれば、その後の大スター山口百恵は、
生まれなかったかも知れません。
淳子は上京してから、大森にある叔母の家に寄宿し、品川中学に転校します。
奇しくも淳子の３ヶ月後にデビューが決まった百恵も、品川中学に転校し、同級生になります。
同じスター誕生出身の二人は、すぐに打ち解けて、大の仲良しになって行きました。
８９年９月２０日発行の、近代映画のムック本「女神の肖像」のカットです。 大の仲良しになった淳子と百恵。太陽のような明るさと可愛らしさを全面に出し、
人気アイドルとして大活躍し始めた淳子に対し、同じ路線では淳子には対抗出来ないと感じた
百恵サイドは、太陽に対して正反対の月のイメージで百恵を売り出し、青い性路線が確立します。
７３年は、３ヶ月デビューが早い淳子が人気をリードしますが、
翌７４年は、青い性路線の集大成となる「ひと夏の経験」で、百恵人気が大爆発します。
翌７５年は、前年末にリリースされた二人の曲が、デッドヒートを繰り返し、
オリコンで初めて１位を取った百恵の「冬の色」に、ピッタリ２位に付けていた淳子の
「はじめての出来事」が１位に踊り出て、１４１で書いたように７５年は淳子の年になりました。
１年半の間、トップ人気の淳子に対し、２位に甘んじていた百恵ですが、翌７６年夏、
「横須賀ストーリー」で、再び百恵人気が大爆発し、国民的スターへの道を歩んで行きます。
アイドル４０年から、水着の３ページ目です。 （水着の１～２ページ目は、昭和４０年代の括り、３ページ目は昭和５０年代からの括りです。）
スリムな淳子のウェストは５８ｃｍ。嘘が嫌いな淳子は、実寸のスリーサイズを申告していますが、
同じくウェスト５８ｃｍを申告していた他のアイドルは、淳子と並ぶとウェストが太く見えるので、
水泳大会で水着を着ている時は、淳子の近くに行かないようにしていたそうです。
７３～７６年にかけて、女性人気アイドル１位の座をかけて抜きつ抜かれつのデッドヒートを
繰り返していた淳子と百恵。私生活では大の仲良しでも、世間は当然ライバルとして見ています。
主演映画が同時期に公開された７５年と７６年のＧＷでは、「サクラ対モモ 春の陣」、
夏の勝負曲が同時期にリリースされた７５年・７６年も、「サクラ対モモ 夏の陣」と
マスコミが煽り、忙しすぎて私生活ではなかなか会えなくなった二人は、すれ違って行きました。
二人のわだかまりが溶けたのは、百恵が芸能界引退を発表した８０年になりました。
アイドル４０年から、水着の２ページ目の右です。 サービス精神旺盛な淳子は、スリムでスタイル抜群の容姿を活かし、
新曲を１曲リリースする度に、それに合わせて衣装を何着も作り、歌っていました。
ファッションセンスもある淳子は、衣装のデザイン作りにも積極的に参加していました。
８０年代になってからは、アイドルのファッションセンスも重要視されましたが、
７０年代はまだアイドル歌手の「歌手」の部分が重要視される時代でした。
歌唱力のある昌子・百恵（７５年後半ぐらいから歌唱力がついていく）・咲子・宏美と比べると、
淳子の歌唱力は劣っていました。ファンは、淳子の歌唱力を聞きたいのではなく、
明るい性格や可愛らしい表情・抜群の容姿を見たいのですが、
世間一般はそういう目で淳子を見る事は無く、テレビで歌う度に衣装を変える淳子を、
「着せ替え人形」と揶揄していました。
７０年代は、淳子が大活躍するには、まだ時代が追いついていない感じがしました。
その魅力を事務所の後輩の松田聖子が受け継ぎ、８０年代のアイドルブームを牽引しました。
アイドル４０年から、水着の２ページ目の左です。 淳子の歌唱力は抜群ではありませんでしたが、声に特徴があり、
ちょっと鼻にかかった声（松本伊代ともまた違う）を活かした曲が、大好きでした。
特徴がある声なので、当時よく物まねされていましたが、
（当時の物まねは、笑いを取るものではなく、真面目な物まねでした。）
淳子の曲を、淳子以上に上手く歌える歌手はいなかったです。
五木ひろしが、その事を物まね番組で言っていました。
ところが、淳子の曲を、淳子以上に上手く歌える歌手が登場しました。
それが、事務所の後輩の松田聖子です。
「気まぐれヴィーナス」を歌う松田聖子の姿を見て、時代が変わった事を痛感しました。
２００２年３月２５日発行の「アイドル黄金時代大名鑑」から、桜田淳子の評価記事です。 この名鑑は、８０年代アイドルをメインに載せているので、７０・９０年代は小さい扱いです。
この記事を読むと、筆者が私と同年代ぐらいなのが分かります。
ビデオテープは、まだカセットが無く、オープンリールの時代だと思うけれど。
「その展開には、アイドルプロモーションの原点となる面が多く見受けられる。」
親衛隊の結成、全国縦断コンサート、数々のＣＭ出演、バラエティ番組でのキャラのアピール、
これらは、淳子が初めて行った事でした。（百恵ちゃんは、ドラマや映画に主演しヒットさせるという、
淳子とはまた違う面での、アイドルプロモーションの原点を作って行きました。）
「世のアイドルブームに乗り、それを最も、誰にでも分かりやすく表すキャラに成長して行けたのは、
その頑張りがあってこそ。」さすが評論家、鋭い所を見抜いていると思いました。
「その成長過程をファンが応援し、より魅力を広げていった訳で。」
その方法論は、おニャン子クラブが台頭するまで、アイドル展開の指針となりました。
７５年９月２５日発行の単行本「花の三人娘」の、表紙カバーとその裏です。 高２トリオの頃は、昌子や百恵はショートカットのままで、淳子だけ髪を伸ばしていた頃です。
スタ誕の司会をしている萩本欽一のコメントでは、最初「欽ちゃん」と呼んでいたので、
親しみを持てたが、最近は遠慮が出てきた。と言っています。
厳しい芸能界でもまれている内に、素人気分だった頃に呼んでいた「欽ちゃん」とは、
呼べなくなったのでしょう。
この年にデビューした岩崎宏美は、最後まで「欽ちゃん」と呼んでいました。
３人が切り開いた学生アイドルが日常化した芸能界でデビューしたので、
昔の厳しかった芸能界が、緩和された事もあるのでしょう。
「花の三人娘」の、裏表紙カバーとその裏です。 この頃、「ロッテ歌のアルバム」の司会をしている玉置宏のコメントでは、
４代に渡る歴代の３人娘の系図を載せていて、興味深いです。
１代目、２代目との系図は、当たっている感じです。歌唱力抜群の昌子は、美空ひばりに
気に入られていました。小柳ルミ子も歌唱力抜群です。江利チエミの当たり役だったミュージカル
「アニーよ銃をとれ」は、淳子が再ミュージカル化に取り組みました。
昌子・淳子がどちらかといえばタヌキ型、百恵はどちらかといえばキツネ型の顔だったので、
雪村いずみや中尾ミエの系図に百恵が入るのも、納得です。
１点だけ疑問なのが３代目の、南沙織→淳子と、天地真理→百恵です。
タヌキ型・キツネ型の顔から言えば、逆になるはずです。
天地真理のメイン作曲家だった森田公一が、全盛期の淳子のメイン作曲家でもあり、
明るくて覚えやすいメロディー作りも似ていました。
南沙織→淳子の系図は、青春をイメージさせるアイドルという意味での共通項なのでしょうが、
天地真理→百恵の系図は、キャラも正反対なので、不思議です。
単行本「花の三人娘」は、文章とカラーグラビアを交互に載せて行こうと思います。 ファンレターを載せている章から、淳子ファンの分を載せます。
１枚目は、歌とは全く関係なく、唐突にビキニ姿を見せる淳子がエロティックという内容で、
百恵が青い性典シリーズを歌った後、セミヌードになった事との比較で書いてあります。
当時の淳子ファンと百恵ファンの違いが分かるファンレターです。
人気アイドルは、当時から水着・ビキニ姿になる事が当たり前でした。
清純派の代表のような淳子が、ビキニ姿を見せる事で、その意味を伝えていると思います。
単行本「花の三人娘」から、ファンレターの２枚目です。 淳子ファンは、同世代の男性が大半を占める中で、貴重な女性ファンからのファンレターです。
太陽のように明るい淳子の笑顔と、嫌な事を忘れるような明るくてストレートな
「十七の夏」のメロディーを楽しでいた私のような男性ファンとは違い、
女性ファンは歌詞の方を重視して聴いている事が分かります。
「私のように明るく明るく生きるんだ」という淳子の姿勢は、一文学少女に届いたようです。
「十七の夏」は、メロディーが明るいだけでなく、歌詞も二人だけの夏の恋が成就する
ハッピーエンドを、ストレートに歌った曲であり、淳子の代表曲と言っていいでしょう。
その歌詞のベースが、南沙織の「１７才」である事は、後から知りました。
「１７才」は、最初のアイドルソングと言われるほど、アイドル史に残る名曲です。
その意味では、１５４の玉置宏のコメントの、南沙織→淳子の系図は、正解だったのでしょう。
単行本「花の三人娘」から、ファンレターの３枚目です。 ７５年に大ヒットしたダウンタウン・ブギウギバンドの
「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を引用したファンレターになっています。
ユニークだったので、本に載ったのでしょう。
単行本「花の三人娘」から、ファンレターの４枚目です。 淳子と同じく、中学の途中で秋田から東京に出て来た学生からのファンレターです。
実は淳子も、この中学生と同じく、親戚の家に預けられました。（大森の叔母の家）
でもこの中学生と違うのは、「スター誕生」で優勝し、
両親の反対を押し切って、芸能界入りした事です。
ちなみに大森の叔母は、淳子が秋田に住んでいた頃、
よく実家を訪れていて、叔母が話す東京弁を真似していたので、
叔母の家でも寂しくなかったと思います。
デビュー時から標準語を話す事が出来たのは、叔母のおかげでしょう。
単行本「花の３人娘」から、桜田淳子のカラーグラビアの１～２ページ目です。 カラーグラビアは、昌子・淳子の単独ページが１０ページづつ、
百恵の単独ページが１１ページ、３人一緒のページが３ページ載っています。
単行本「花の３人娘」から、昌子・淳子・百恵が一緒に写っている カラーグラビアの１～２ページ目です。
映画「花の高二トリオ・初恋時代」の宣材用の写真だと思います。
それぞれの役名は、昌子がミドリ、淳子がアカネ、百恵がアオイだったと記憶していますが、
Ｔシャツの色は、このカット同様に、役名とは関係なく着ていたと思います。
単行本「花の三人娘」から、ファンレターの５枚目です。 このファンは、私よりも早くファンになっています。
私は、学研のコースで淳子を知ったので、デビュー後２ヶ月ぐらい経ってからです。
笑顔で写っている写真が多く、他のアイドルと比べて、
笑顔になっても顔が崩れないのが、好きになったきっかけです。
その後、明るくて自由奔放な性格なのが伝わって来て、ますます好きになりました。
しかしアイドルのレコードを買った事が無かったので、最初に買ったレコードは、
８ｔｈシングル「はじめての出来事」と遅くなりました。
ファンクラブも、一人暮らしを始めてから入ったので、かなり遅くなり、
会報のバックナンバーを集めたものです。
単行本「花の三人娘」から、ファンレターの６枚目です。 このファンは、かなり強気です。映画「スプーン一杯の幸せ」は、
私も封切り時に３回見ています。（他の主演映画もだけど）。
当時はビデオが無かったので、ファンがアイドルの主演映画を繰り返し見るのは、
当たり前でした。私は、映画館にラジカセを持ち込んで、録音していました。
私の友達も淳子ファンで、その友達はレコードを全部持っていました。
私は、「はじめての出来事」を買った後、２枚組のベストアルバムを買いました。
ファンレターを載せると、つい自分の事ばかり書いてしまいます。
単行本「花の３人娘」から、桜田淳子のカラーグラビアの３ページ目です。 まだ１４歳の頃の、デビュー当時のエンジェル・ハットをトレードマークにしていた
淳子です。後のアイドル評論家が、淳子のデビュー時は宝石で、
百恵ちゃんは磨かれる前の原石と言っていました。
でも、このデビュー当時の表情を見ると、淳子も磨かれる前の原石という感じがします。
顔がまだ幼くて、ぼんやりしている感じです。
スタ誕の一次予選から被っていたエンジェル・ハットや、
可愛い全体のファッションが、アイドルとしてのオーラを発していたのでしょう。
単行本「花の３人娘」から、桜田淳子の魅力について分析している文章の１～２ページです。 前半の、淳子の魅力を「どこにでもいそうなお嬢さん」と分析しているのは、
決して世の中の平均的な女の子像ではなく、学園のヒロインや、
小説・映画・マンガの主人公という意味です。
つまり、親近感のある理想のヒロインという意味です。
「明るく快活で、くったくがなく、自分の行動は自分でテキパキと決めていくが、
しかし決して常識にはずれたような事はしない。」
見事にアイドルとしての淳子の魅力を表現しています。
この前半部分は、リアルタイムで読んだ当時から、賛成でした。
後半の、「スターとしての桜田淳子は、瞬間のイメージを長時間持続させるタイプの
歌手だからだ。」は、リアルタイムでは、納得出来ませんでした。
デビュー当時の幼い少女が、容姿も内面的にも成長していく姿を、
リアルタイムで見せ、それを応援するファンも、ともに成長していくという形が、
アイドルとしての淳子の魅力だと思っていたからです。
単行本「花の３人娘」から、桜田淳子の魅力について分析している文章の３～４目ページです。 しかしアイドルとして活躍していた当時から、何十年も経った今なら、納得出来ます。
ファンだった当時は、１７～１８歳の頃の、全盛期の人気を誇っていた頃が、
一番可愛くて綺麗だと思っていました。しかし「夜のヒットスタジオ」等の当時の番組を、
２１世紀に入ってから見直すと、それほどでもないように見えました。
むしろ、２１歳前後の頃の方が綺麗でした。
それは、客観的に淳子を見られるようになったからでしょう。
タモリが淳子ファンである事をカミングアウトしたのも、この頃です。
淳子ファンだった当時は、魔法にかかったような状態だったのでしょう。
「一目ぼれをした時の瞬間のイメージは、そのイメージだけが、
頭の中でかってにおしゃべりしたり笑ったり泣いたりと、
理想的にことをはこんでくれる。」過去を振り返って、思い出す部分があります。
その魔法を、この時代に最も有効にかける才能があったのが、
桜田淳子であると書いているこの文章は、鋭い分析だと、後に読み返して思いました。
単行本「花の３人娘」から、桜田淳子のカラーグラビアの４ページ目です。 顔がまだ幼くて、ぼんやりしている感じの１４歳のデビュー時から、
１７歳になって、顔が痩せて、目鼻立ちがハッキリしてきた頃です。
磨かれる前の原石が、磨かれていった頃ですが、整形疑惑まで起こりました。
単行本「花の三人娘」から、ファンレターの７枚目です。 「ぼくは君のごむまりみたいにはずんじゃう明るい性格が大好きです。」
私もそうでした。
「君のレコード回してると不思議に元気になっちゃうんだよね。」
シングル８曲目「はじめての出来事」から、１５曲目「ねえ！気がついてよ」まで、
８曲連続で、メジャーコードのアップテンポで明るい曲をリリースし、
すべて大ヒットさせた淳子。聞いているファンが元気になるような
曲作りに徹していました。これだけ明るい曲を連続リリースしたのは、
アイドルでは淳子が初めてであり、すべて大ヒットさせた事を含めると、
その後もソロでは例がないと思います。（臨時発売のシングル「白い風よ」を除く）
仲良しでライバルでもある百恵ちゃんが、
マイナーコードの曲を得意にしていたのと、好対照です。
ファンレターの内容は、淳子とファンがともに成長していく、
同世代感に満ちています。
単行本「花の３人娘」から、桜田淳子のカラーグラビアの５ページ目です。 整形疑惑が起こった頃の記事では、
「みんなからあの頃（デビュー時）より痩せたと言われるけど、
そうでもないのよ。痩せたのは顔だけ。」だそうだ。
つまりほっぺたの肉が落ちたので、全体に痩せたように見えるのだ。
その結果、目が大きくはっきりとしてきたというワケ。
と書いてありますが、このグラビアを見ても、
綺麗になった理由が、記事の通りなのが良く分かります。
単行本「花の３人娘」から、当時の中年男が書いた文章が、６ページに渡って載っています。 他の二人は９ページづつなので、少ない方です。これは、その１～２ページ目です。
中３トリオが台頭していった頃、確かに歌番組の中に入るコント等に対し、
テレビの学芸会という批判めいた事が言われていました。
美空ひばりとの比較で、中３トリオを学芸会と言われても、ピンとこないし、
特にコントでも真剣にこなす淳子に関する文章で、学芸会を持ち出すのは変だと、
当時は思いました。ちなみに、歌番組のコントを真剣に演じる淳子が、
ふざけてダラダラやっている他の歌手を叱っている姿を、
山口百恵が目撃し、自分には叱れるほどの勇気はないと、語っていました。
単行本「花の３人娘」から、当時の中年男が書いた文章の３～４ページ目です。 後から読み直して見ると、淳子の「花物語」は、
確かに中学生が歌う事を前提に作られていると思います。
作詞の阿久悠も、どこかで学芸会を意識していたのかも知れません。
当時は、西城秀樹を始め、セリフ入りの歌は珍しくありませんでした。
当時は、単にその一環としか捉えていませんでした。水道橋博士がＣＳの番組で中３トリオを
取り上げた時（７年ぐらい前だったと思う）、淳子の代表曲として「花物語」を挙げ、
後に女優として舞台でも活躍する淳子の特徴が、最も出ている曲と評していました。
単行本「花の３人娘」から、当時の中年男が書いた文章の５～６ページ目です。 桜田淳子を初めとする人気アイドルたちは、
やはり同世代の擬似恋愛の対照だったと思います。
ファンの大部分が中学・高校生の男子だった事が、それを証明しています。
天地真理・南沙織・小柳ルミ子の３人娘の人気が、
ファンと同世代である中３トリオの台頭によって、
急激に衰えていったのも、擬似恋愛の対照になり得なかった世代だからです。
最後は、桜田淳子が中年男の郷愁的慰謝のためにあると結論つけていますが、
それは「花物語」を歌っている時の桜田淳子だけでしょう。
単行本「花の３人娘」から、カラーグラビアの７ページ目です。 スポーツが苦手な淳子らしく、ボート（カヌーかな？）のオールを持つ手が、
ぎこちないです。翌年の映画「遺書・白い少女」では、
共演の田中健と一緒にカヌーを漕いでいました。
努力家の淳子らしく、その時はぎこちなさはありませんでした。
単行本「花の３人娘」から、カラーグラビアの８ページ目です。 このカットも、ビキニを着ています。水着は、７３年（１５歳）の時は、ワンピースが多く、
７４年（１６歳）の時は、セパレーツが多かったですが、１７歳になった７５年は、
ビキニを多く着るようになりました。６月５日発売の１１枚目のシングル「十七の夏」の、
大胆な歌詞に合わせて、ビキニを多く着るようにしたのでしょう。
満面の笑みを浮かべていますが、テレ笑いかも知れません。
単行本「花の３人娘」には、「三代の三人娘をくらべてみれば」と題した文章が、 １６ぺージに渡って載っています。その１～２ページ目です。
先代の２世代の三人娘が、ポピュラーソングの影響を強く受けているというのは、
シングルヒットに、日本語に訳詞したポピュラーソングがあるからです。
淳子や百恵も（と言うより７０年代アイドルのほとんども）、日本語に訳詞したポピュラーソングを
歌っていますが、それはＬＰ収録曲であったり、コンサートで歌ったりしていただけで、
シングルにはしていません。６０年代後半にＧＳブームが起こるまでは、歌謡曲＝演歌であり、
先代の三人娘が演歌以外を歌うには、日本語に訳詞したポピュラーソングしか無かったからです。
６０年代後半に、和製ポップスを作る職業作詞家・作曲家が次々に誕生し、ＧＳブームを経て、
７０年代アイドルブームが起こります。それでも、１年に２枚のＬＰをリリースする人気アイドルは、
職業作詞家・作曲家が作る和製ポップスだけでは足りず、ポピュラーソングをＬＰに入れていました。
なお７０年代までは、邦楽を歌謡曲と総称し、洋楽をポピュラーと総称していました。
単行本「花の３人娘」から、「三代の三人娘をくらべてみれば」の３～４ページ目です。 新春かくし芸大会で、東軍より西軍の方に、人気歌手が多かったのは、この番組が、
渡辺プロ制作（フジテレビと共同）で、渡辺プロ所属の人気歌手に西軍が多かったためでしょう。
当時の渡辺プロは、人気歌手の多くが所属していました。その渡辺プロ一強体制に、
日本テレビが対抗するために作ったのがスター誕生なので、
「北に結ぶ抵抗線」が出来たのは、日本テレビとしては、してやったりだと思います。
スター誕生は、全国各地で地区予選を行っているので、
人気歌手が全国に分散する効果も果たしたと思います。
いずれ、アイドルを出身地別にリストアップしたいと思います。
渡辺プロに対抗意識を持っていた１番手がホリプロであり、
堀ちえみは「大人の事情で、新春かくし芸大会には出られなかった。」
と言っていました。昌子・百恵は、出ていたと思います。
単行本「花の３人娘」の、カラーグラビアの９ページ目の上です。 喜怒哀楽を表現した４パターンの表情の、喜の表情です。
（１８３の補足）
７０年代前半のアイドルは、ポピュラーソングをＬＰに収録するだけでは足りず、
同業のアイドル歌手の持ち歌やフォークソングもカバーして収録していました。
（当時は、カバーという言葉はありませんでしたが。）
６０年代後半から、ＧＳブームに隠れながらも、演歌以外の和製ポップスを歌う
大人の歌手が台頭し、７０年代前半まで、大活躍しました。
（布施明・由紀さおり・いしだあゆみetc)
しかし７０年代後半は、ニューミュージック勢の台頭によって、
和製ポップスを歌う大人の歌手は、ヒット曲が出なくなり、職業作詞家・作曲家たちは、
アイドルにより多く曲を提供するようになるため、アイドルのＬＰは、
オリジナル曲で埋める事が出来ました。しかし、コンサートで日本語に訳詞した
ポピュラーソングを歌う傾向は、花の８２年組あたりまで続きました。
これは、アイドル歌手の歌唱力を向上させるために行われたと思います。
単行本「花の３人娘」の、カラーグラビアの９ページ目の下です。 喜怒哀楽を表現した４パターンの表情の、楽の表情でしょう。
４パターンの中では、この表情が最も好きです。
くるくるとよく動く大きな瞳で、上目使いをしている表情が好きです。
単行本「花の３人娘」の、カラーグラビアの１０ページ目の上です。 喜怒哀楽を表現した４パターンの表情の、哀の表情です。
なお、怒の表情は淳子に相応しくないため、載っていません。
映画やドラマの中で、怒る演技が得意と言っている淳子ですが、
ストーリーが無い写真では不自然になるので、載せなかったのでしょう。
単行本「花の３人娘」から、「三代の三人娘をくらべてみれば」の５～６ページ目です。 小柳ルミ子（Ｓ２７年生まれ）・天地真理（Ｓ２６年生まれ）・南沙織（Ｓ２９年生まれ）の
三人娘は、昭和２０年代後半～３０年代前半生まれの、色々な意味で
中途半端な年代によってしか、その共有性を獲得できなかった。と書いてあります。
端的に言えば、昭和３４年の皇太子様（現上皇様）の結婚の生中継によって、
テレビが急速に普及し、中途半端な年代は、娯楽の中心が映画からテレビへの
移行期に子供時代を過ごし、それ以降の年代は最初からテレビっ子だったという事です。
加えてアイドルファンの中心が、中学～高校生に移行したのも、
男性ファンは花の中３トリオ、女性ファンは新・御三家が影響しているはずです。
上記三人娘が短命だったのは、小柳ルミ子・１９歳直前、天地真理・２０歳直前、
南沙織・１７歳直前と、デビュー時の年齢が、南沙織以外は、高かったためでしょう。
その後の、麻丘めぐみ・１６歳、アグネス・チャン・１７歳、浅田美代子・１６歳は、
南沙織を含め、小柳ルミ子や天地真理のような急激な凋落はありませんでした。
単行本「花の３人娘」から、「三代の三人娘をくらべてみれば」の７～８ページ目です。 先代の三人娘（園まり・伊東ゆかり・中尾ミエ）と対極に位置する、
御三家（橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦）の結成が、
東京オリンピックの影響を受けているのに対し、
花の中３トリオや新・御三家（野口五郎・西城秀樹・郷ひろみ）が、
国の大行事が行われていない時期に、何故結成されたかという、問いかけになっています。
答えは、次ページに書いてあるので、れを載せた時に。
ところで、札幌オリンピックが開催された時の公式テーマ曲
「虹と雪のバラード（トワ・エ・モア）」については、触れていません。
しかし公式テーマ曲とは関係ない、加藤登紀子が歌った「知床旅情」が、
「虹と雪のバラード」より大ヒットした事は、良く知られています。
モスクワオリンピックの公式テーマ曲「俺たちの時代」を歌ったのは西城秀樹。
日本を含め、ボイコットする国が相次いだので、すぐに次の曲に切り替えました。
単行本「花の３人娘」の、カラーグラビアの１０ページ目の下です。 喜怒哀楽を表現した４パターンの表情で、怒の表情の替りに、淳子らしく口を大きく開いて、
満面の笑みを浮かべている淳子スマイルが載っています。
単行本「花の３人娘」のカラーグラビアの最後は、高２トリオのカットです。 これも、映画「花の高二トリオ・初恋時代」の宣材用の写真で、印象に残っています。
昌子がミドリ、淳子がアカネ、百恵がアオイというそれぞれの役名ですが、
持っている傘の色は、百恵ちゃんだけ青で役名と合っています。
淳子と昌子は、何故淳子が赤、昌子が緑の傘にしなかったのでしょう。
まさか、信号機の色を意識していたりして。
単行本「花の３人娘」から、「三代の三人娘をくらべてみれば」の９～１０ページ目です。 私が小学校低学年の頃は、ウルトラマン・ウルトラセブン等の怪獣ブームの真っ只中でした。
小学校高学年になると、巨人の星・アタックNo.1・タイガーマスク・あしたのジョーといった
スポ根アニメブームでした。私は、タイガーマスク派で、妹がアタックNo.1派でした。
中学生になる直前は、仮面ライダーによる変身ブームと、帰ってきたウルトラマンによる
第二次怪獣ブームでした。小学校２年の頃、親にレコードプレイヤー（ステレオではない）を
買ってもらい、上記テレビ番組の主題歌のレコードを、買いまくっていました。
この文章に書いてあるように、この時代は子供が聞ける歌はほとんどなく、小学１年の時の
「ジェンカ」（坂本九）と、ここに書いてある小学３年の時の「３６５歩のマーチ」
（水前寺清子）ぐらいでした。天地真理がデビューしたのが、小学６年の後半で、
麻丘めぐみ等がデビューし、周りでアイドルブームが起こったのは、中学生になってからです。
単行本「花の３人娘」から、「三代の三人娘をくらべてみれば」の１１～１２ページ目です。 ８０年代前半デビューのアイドルが、天地真理や麻丘めぐみを良く歌っていたと知り、
最初は驚きましたが、彼女たちの幼稚園～小学校低学年の頃は、
既にアイドルブームが起こっていたから、当たり前の事でした。
８０年代以降、南沙織や天地真理に始まるアイドル歌手の歴史を解説した文章を
色々読みましたが、アイドル歌手がなぜ誕生したのかは、この文章が、
同時代を生きた人間として、最も説得力があります。
「それがほとんど１０年周期であらわれてくる。」８０年代アイドルブームは、
７０年代のそれを、ほぼ９年ずらしてトレースすると、見事に一致します。
９０年代は、アイドル冬の時代。２０００年代は、グループアイドルの時代でした。
見事に１０年周期です。２０１０年代の、グループアイドルの大所帯化は、
後に何と言われるのでしょうか。
タヌキ型・キツネ型については、長くなるので、また別の機会に。
月刊明星の７３年９月号の付録の歌本（YOUNG SONG)から、 ２ｎｄシングル「天使の初恋」のページです。
当時は付録の歌本に、歌詞以外に音符も載っていたので、
習いたての生ギターで練習していたのを、覚えています。
淳子の曲は覚えやすいのですが、ギターの練習をするには少し難しかったです。
確かアグネスチャンの「星に願いを」が、ハ長調なので一番簡単だった覚えがあります。
月刊明星や月刊平凡は、前々月の２３日頃の発売だったので、９月号は７月２３日頃の発売。
８月２５日リリースの３ｒｄシングル「わたしの青い鳥」は、まだ載っていません。
「天使の初恋」は、２分ちょっとの短い曲です。
当時のアイドルソングは、３分前後の比較的短い曲が多かったですが、
中でもこの曲は短く、テレビで歌う時もフルコーラス歌っていた記憶があります。
月刊平凡の７４年１月号の歌本から、４ｔｈシングル「花物語」のページです。 デビュー曲からの３曲とはがらっと変わり、マイナー調のメロディと長い台詞が印象的な曲です。
３ヶ月に１曲のアイドル・ローテーションは、この頃既に確立されていましたが、
「花物語」は、前作「わたしの青い鳥」から、わずが２ヶ月１０日でリリースされました。
デビュー曲「天使も夢見る」、２曲目「天使の初恋」では、「天使の初恋」と同時期リリースの
山口百恵のデビュー曲「としごろ」よりも、売れていて人気が先行していた淳子ですが、
百恵ちゃんの２曲目「青い果実」が、インパクトのある歌詞によって、
淳子の「わたしの青い鳥」を上回るヒットを記録します。
焦って、「花物語」のリリースを早めたのかも知れません。
ただ、「青い果実」がヒットした事を踏まえて作詞・作曲を依頼するには、
３ヶ月ローテーションでも遅すぎるので、
マイナー調のメロディへの路線変更は、既定路線でした。
月刊明星の７４年３月号の付録の歌本（YOUNG SONG)から、 同じく「花物語」のページです。歌詞だけは、「わたしの青い鳥」も載っていて、
新人賞を取った時のカットが載っています。
多分、レコード大賞最優秀新人賞の時でしょう。
路線変更が功を奏し、淳子の「花物語」は、百恵ちゃんの「青い果実」
「禁じられた遊び」という青い性路線の曲を上回る大ヒットを記録し、
ベストテンにも初チャート入り。この年末の追い上げが無ければ、
淳子よりセールス的には遥かに上回るアグネスチャンか浅田美代子が、
レコード大賞最優秀新人賞を取っていたと思います。
「花物語」は半分が台詞であり、構成のユニークさと、
可憐な淳子がそれを語り歌う姿が、大衆に浸透したのでしょう。
桜田淳子の本質である「演劇的な演技」を感じさせるという点で、
水道橋博士が７年ぐらい前の番組で、桜田淳子の代表曲に挙げています。
「花物語」の冒頭「この花はわたしです。」の「はな」の発音が、
何故が関西弁になっています。本人もその理由が分からないと、後に答えています。
関西弁の得意な明石家さんまを始めとして、淳子が良く物まねされるきっかけとなりました。
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スレッドタイトル：桜田淳子さん