
月刊平凡の74年2月号から、レコード大賞新人賞受賞の
5人の座談会の、2ページ目です。
5人の内、あべ静江と安西マリアは、73年に盛り上がったアイドルブームとは
違う路線だったので、最優秀新人賞は受賞出来ないと思っていました。
残り3人のレコードセールスは、アグネス・チャン→浅田美代子→桜田淳子の順だったので、
まさか淳子が最優秀新人賞を受賞するとは、思っていませんでした。
12月31日の本選でも、受賞の瞬間に首を傾げていたので、本人も予想していなかったと
思います。レコード大賞の前には、歌謡大賞で、アグネス・チャンと桜田淳子が
受賞していますが、TBSドラマ「時間ですよ」でデビューし劇中歌「赤い風船」を
大ヒットさせた浅田美代子が、歌謡大賞では不利になって淳子が受賞したと思っていました。
座談会では、部門賞であるにも関わらず、親や友達やドラマの共演者を呼んで、
感激の涙を誘っている事が判ります。71年に、小柳ルミ子が最優秀新人賞を受賞した時に、
感激の涙を流し、その翌年から視聴率が40%台をキープしていたので、
部門賞でも、感激の涙を誘うようになったのでしょう。
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